農林水産省は26日、2024年度のバター輸入枠を当初計画に4千トン追加し、1万4千トン台に設定したと発表した。今夏も猛暑となった場合に備えた措置。気温が高くなると乳牛が疲弊し、原料となる生乳の国内生産が減るという。

猛暑続きだった23年度は生乳の生産実績が計画を下回っており、バターに換算すると4千トン分に相当する。

農水省は毎年1月、バターや脱脂粉乳などについて次年度の輸入枠を決めている。足元のバター需要は飲食店など業務用を中心に堅調という。〔共同〕

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