外国為替市場では、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が利下げを急がないとの見方から、円相場は一時ことし4月下旬につけた1ドル=160円24銭より値下がりして1986年12月以来、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準となりました。

これについて、財務省の神田財務官は26日午後10時ごろ記者団に対し、「最近の急速な円安の進行には深刻な懸念を持っている。高い警戒感を持って市場の動向を注視している。行き過ぎた動きに対しては、必要な対応をとる」と述べて市場の動きをけん制しました。

そのうえで記者団から対応の準備状況について問われると、「いつでも急激な変動に対応できるよう準備をしている」と述べました。

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