17日のニューヨーク外国為替市場では日米韓3か国の財務相会談のあと発表された声明に「最近の急速な円安およびウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識した」との文言が盛り込まれたことを受けて日本政府・日銀が市場介入に踏み切ることへの警戒感から円をいくぶん買い戻す動きが出ました。
このため、16日に一時、1ドル=154円79銭まで値下がりしておよそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新していた円相場は、一時、1ドル=154円台前半まで値上がりしました。
市場関係者は「声明を受けて、急速な円安への懸念についてアメリカ政府の理解が得られたとの見方から円がいくぶん買い戻された。しかし、その後の鈴木財務大臣や神田財務官の発言は市場介入を強く示唆するものとまでは受け止められず、円安に歯止めがかかるかどうかは依然として不透明だ」と話しています。
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