トビラシステムズは迷惑電話などを自動で識別するサービスを提供

トビラシステムズは迷惑電話対策アプリ「トビラフォンモバイル」で、迷惑電話の疑いがある国や地域からの着信時に警告を表示したり、着信を拒否したりできる機能の提供を始めた。国際電話を使った特殊詐欺が多発していることを受け、サービスを拡充する。

「トビラフォンモバイル」は同社の持つ電話番号のデータベースを元に、迷惑電話などを自動で識別する個人向けサービス。新機能は米グーグルのアンドロイド端末で提供を始めた。既にアプリをインストールしている場合、自動的にサービスが導入される。

トビラシステムズによると、特殊詐欺で頻繁に使用されていた「050」で始まるIP電話番号の取得が、今年4月の本人確認を義務付ける法律改正によって難しくなった。このため、代わりに国際電話の悪用が増えているという。

今までは番号ごとに迷惑電話を識別していたが、詐欺に使われる国際電話の番号は日々変わるため対応が追いつかないことが増えていた。新サービスでは「+1」や「+800」などで始まる、迷惑電話が多発している番号帯で検知することで効率性を高めた。同社は「今後も社会情勢を注視しながら必要なアップデートを行っていく」としている。

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