DCMホールディングスが28日発表した2024年3〜5月期連結決算は、純利益が56億円と前年同期比微増にとどまった。同業のケーヨーを子会社化し売上高は増えたが、支払利息や支払手数料など営業外費用が膨らんだ。本業でも値上げによる客離れに加え、天候不順で一部の園芸用品の販売が伸び悩んだ影響が出た。

売上高にあたる営業収益は14%増の1414億円だった。ケーヨーの連結効果が大きく、既存店売上高は3%減と振るわなかった。営業利益は11%増の102億円。ケーヨー分を除くと減益だった。純利益段階では、営業外収支の悪化や税負担の増加も響いた。

25年2月期通期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比13%増の5505億円、純利益は10%減の194億円を見込む。

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