成田ー奄美線の就航10年イベントが開かれた(1日、千葉県成田市)

ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)が運航する成田空港-奄美空港線が1日、就航10年を迎えた。ピーチ前身の1社であるバニラ・エアが就航する前は、首都圏と奄美大島を結ぶ路線は日本航空(JAL)グループのみだった。LCCが観光需要を生み出した一例とされる。

ピーチは成田―奄美と関空―奄美の2路線をそれぞれ毎日1便運航している。成田-奄美の料金は大人1人6890円から提供する。成田―奄美、関空―奄美の累計利用者は135万人を超えた。

ピーチが就航した2014年の奄美大島の年間観光客数は約39万人だったが、19年には53万人に達した。新型コロナウイルス禍で減ったが、23年は49万人と19年比で93%の水準まで回復した。

1日午前に成田空港で開かれた式典でピーチの潮田高志・成田オペレーションサポートセンター長は「沖縄本島や石垣島とは少し魅力が違う。世界自然遺産にも登録された豊かな自然環境を家族で楽しんでほしい」と話した。

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