バレンタイン催事を夏向きにアレンジする(写真は24年冬の「アムール・デュ・ショコラ」)

JR名古屋高島屋(名古屋市)は1日、日本最大級のバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」を初めて夏に開くと発表した。旬の果物を使った焼き菓子やかき氷など、チョコレート以外の菓子も販売する。チョコレートの売り上げが冬に比べて落ちる夏に大規模な催事を企画し、来店を促す。

「アムール・デュ・ガトー」と題し、24日〜29日に開く。34ブランドが参加し、約600種類の菓子を販売する。冬はほとんどなかった実演販売の商品を約110種類に増やし、できたてを楽しんでもらう。

たねやグループで洋菓子を製造・販売するクラブハリエ(滋賀県近江八幡市)は、パイナップル味のハート形ブラウニー(2592円)を同店限定で用意した。洋菓子店「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」は、バナナとパッションフルーツのクリームを使ったロールケーキ(1ホール3743円)を先行販売する。

人気洋菓子店の職人も来場する。夏の催事を巡っては、職人やバイヤーから「チョコレート以外の菓子もアピールする場がほしい」との声が上がっていた。

アムール・デュ・ショコラは、2000年の開店初年度から続くバレンタイン催事。2024年冬には約150ブランドが参加し、約2500種類の商品を販売した。期間中の来場客数は80万人を超え、売り上げは41億円と過去最高を更新した。

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