西当別支所の開所式に参加した北海道当別町の後藤正洋町長㊧とサツドラホールディングスの富山浩樹社長(1日、当別町)

北海道当別町は1日、JR学園都市線の太美駅から徒歩15分ほどの場所に「西当別支所」を開いた。6月23日に開業した、サツドラホールディングス(HD)のドラッグストア、サツドラの「当別太美店」内にあり、民間店舗内に自治体の支所が設置されるのは道内で初めてだという。サツドラHDと当別町は2023年2月に包括連携協定を結んでおり、今回の取り組みはその一環だ。

太美駅周辺のエリアは従来スーパーマーケットなど大型の小売店がなく、隣接する札幌市のあいの里地区などまで買い物に出かける住民も多かった。行政窓口も出張所しかなく、転入・転出の手続きなどは約10キロメートル離れた町役場で行う必要があった。

当別太美店は医薬品や化粧品、日用品のほか、総菜や精肉などの食料品も扱う。西当別支所はリモート窓口も活用しながら、出張所に比べ対応できる行政手続きの幅を広げた。また当別太美店の開業に合わせ、町内の商店などで共通利用できる、サツドラHD傘下のリージョナルマーケティング(札幌市)が発行するポイントカード「EZOCA」の運用も始まっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。