パナソニックはCVCを通じて化粧品などを販売するKINS(東京・目黒)に出資した

パナソニックは2日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて化粧品の販売などを手掛けるKINS(キンズ、東京・渋谷)に出資したと発表した。出資額は非公表。キンズは独自の菌研究に基づいた化粧品や健康食品などを販売する。キンズの化粧品に関する知見を取り入れ、パナソニックの美容家電などの開発に生かす。

キンズは同日、パナソニックのCVCのほか、鈴与やNIPPON EXPRESSホールディングスのCVCなど5つの企業やファンドから計約5億円の資金を調達したと発表した。

パナソニックは22年7月にCVC「パナソニックくらしビジョナリーファンド」をSBIインベストメントと共同で設立した。1社あたりの投資額は数千万円から5億円程度で、運用期間の10年で80億円の投資枠を想定する。これまでキンズも含めて計9社へ出資しており、30社程度まで出資を進める計画だ。

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