河南地区に完成したモナカ(3日、盛岡市)

盛岡市の中心地で複合商業施設「monaka(モナカ)」が3日、完成した。かつて百貨店が営業していた河南地区と呼ばれる地域で、アーケード商店街の一角を占める。同日の竣工式で、管理・運営会社モナカ(盛岡市)の大石仁雄社長は「買い物だけでなく、集い、再会する喜びの場所にしたい」と述べた。

地上4階、地下1階建てで延べ床面積は1万5000平方メートル。「『盛岡らしさ』のまんなかに」をコンセプトとしてうたう。地元小学生向け内覧会や防災訓練などを経て、11日に開業する。

常設テナントは41店。1階は食材や菓子類を扱うフードマルシェで、2階は飲食店や各種サービス店が、3階はクリニックや学習塾が入る。4階のオフィスフロアは入居企業を募集中だ。

内舘茂盛岡市長は2日の記者会見でモナカについて「歩いて楽しめる街、盛岡の顔として河南地区を盛り上げてほしい」と期待を寄せた。

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