青山商事は3日、2024年秋から投入する女性向け衣料の新ブランドを発表した。トレンドに敏感な20〜30代をターゲットに、ジャケットやパンツなど30点程度を展開する。既存ブランドにない商品構成やSNS（交流サイト）を利用した販売促進で新たな顧客層の開拓を狙う。
都心部中心の小型店「スーツスクエア」で9月下旬から発売する。ブランド名は「CIS.（シス）」。クラシック（Classic）とイノベーティブ（Innovative）、スタイリッシュ（Stylish）の頭文字をとった。
若い女性に人気の衣料品ブランド「AMERI（アメリ）」を手掛けるB STONE HOLDINGS（東京・港）の黒石奈央子社長をディレクターに起用した。デザインや生地、裏地やボタンなど細部まで黒石氏が企画。前開き部分が波打ったデザインのジャケットなど、全ての商品でワンポイントを施したという。
青山商事の河野克彦執行役員は「SNSを活用したプロモーションなど、当社に無かった知見を生かして新規顧客を獲得していきたい」と話した。
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