北海道から中国以外へのホタテ類輸出額が伸びている。函館税関によると、ホタテを含む「甲殻類及び軟体動物」の3月輸出額は、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けが4億500万円で前年同月比2.1倍に、米国が11億円で2倍に増えた。中国による日本産水産物の禁輸を受け、中国以外の輸出先の開拓が進んでいる。

ホタテ類全体では53%減の22億円。23年3月に33億円を輸出していた中国向けがゼロだった影響が大きい。魚介類全般も55%減の33億円で、10カ月連続の減少となった。

道からの輸出額全体では、自動車部品(88億円、2.3倍)や電気機器(18億円、2.1倍)などが増加したことで7%増の319億円となった。輸入は原油・粗油(614億円、48%増)や天然ガスなど(126億円、22%増)が増え、1593億円と1%増だった。

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