楽天グループ傘下の楽天ペイメントは18日、キャッシュレス決済に関わるアプリを統合すると発表した。QRコード決済「楽天ペイ」アプリに集約し、決済事業の強化をはかる。

 通販など楽天Gのサービスでたまるポイントをつかって決済する「楽天ポイントカード」アプリを年末までに、電子マネー「楽天Edy」もその後、楽天ペイに統合する。さらに楽天カードや楽天銀行などにも簡単にアクセスできるようにする。

 QRコードを使ったキャッシュレス決済では、LINEヤフーの「ペイペイ」が約7割のシェアを持つ。決済アプリの集約によって巻き返しをねらう。

 携帯電話事業で苦戦する楽天Gにとって金融事業は成長株だ。傘下の銀行や証券など子会社の統合を検討しており、事業の強化をはかっている。(上地兼太郎)

楽天グループ本社=東京都世田谷区

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