東京電力ホールディングスは5日、介護事業を手掛ける連結子会社の東電パートナーズ(東京・豊島)をウエルシアホールディングス(HD)に売却すると発表した。売却額は非公表。1都3県で訪問介護サービスやグループホームの運営を手掛けてきたが、電力事業との親和性が薄く、経営再建へ事業の選択と集中を進めるなかで売却を決めた。
東電パートナーズは2006年に事業の多角化を目的に設立され、首都圏に約70の事業所を持つ。24年3月期の売上高は30億円、純利益は2600万円だった。ウエルシアHDは10月1日付で全株式を取得して、社名も「ウエルシアパートナーズ」に変更する。同社は介護分野を伸ばし、ドラッグストア事業に並ぶ柱に育てる計画を掲げている。
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