北興化学工業は5日、岡山県で半導体製造に使う材料の工場を建設すると発表した。生産するのは半導体の回路形成に使う「フォトレジスト(感光材)」原料モノマーで、既存の工場と合わせた生産能力は2倍に増える。半導体需要の拡大を見越し、供給体制を整える。

岡山県玉野市の岡山工場内に約45億円を投じて建物や設備を設置する。生産能力は年間970トン。生産する材料はクリプトン・フッ素(KrF)レーザー光源を使う露光に対応したレジストで使われる。

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