日本取引所グループ(JPX)は5日、今年上半期に国内取引所に新規公開(IPO)した企業数が60社だったと発表した。昨年同期からは4社の増加。2021年同期の59社を上回り、15年以降の10年間で最高となった。約半数が東証グロース市場への上場で、コロナ禍からの正常化が進むなど経済環境の改善が背景にあるとみられる。

初値の時価総額が1000億円超えの大型銘柄の上場は2社。このうち、6月にグロース市場に上場した、宇宙ごみの除去サービス開発に取り組むアストロスケールホールディングスの初値時価総額は1448億円だった。

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