東京電力ホールディングス(HD)は9日、福島第1原子力発電所の廃炉の長期計画を検討する新部署を新設すると発表した。「廃炉戦略室」で、8月1日から5人体制で発足する。福島第1原発では8月にもデブリの試験採取が始まる。2041〜51年の廃炉完了に向けて、デブリを安全に取り出す工法や作業の工程などを決める。
デブリは核燃料が溶け落ちて炉内の構造物と混ざったもので、放射線量が極めて高いため人が近づけない。東電HDは8〜10月にもデブリの一部を釣りざおのような機械で採取し、成分を分析した上で機械の大型化などをする計画だ。
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