日英伊で共同開発する次期戦闘機のイメージ(防衛省提供)

三菱重工業は10日、日本航空宇宙工業会(東京・港)と共同出資で設立した新会社、日本航空機産業振興(東京・新宿)が事業を開始したと発表した。日本、英国、イタリアの3カ国で共同開発する次期戦闘機の開発で得られた知見を国内の航空サプライヤー各社に共有し航空機産業の基盤強化を目指すとしている。

資本金は4000万円で日本航空宇宙工業会が過半を出資する。具体的な出資額やどのような知見を共有する見込みかは明らかにしていない。次期戦闘機は日英伊の複数の防衛関連企業が参加した共同企業体(JV)が開発主体となり、機体は三菱重工、英BAEシステムズ、イタリアのレオナルドが担当する。三菱重工はこのJVと新会社の関係についても現時点では決まっていないとしている。

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