中国の自動車メーカーなどでつくる「自動車工業協会」によりますと、6月の新車の販売台数は輸出も含めて255万2000台となり、去年の同じ月と比べて2.7%のマイナスと、ことし2月以来4か月ぶりに減少しました。
自動車工業協会では、政府による自動車の買い替え促進策など押し上げ要因はあるものの、消費者のマインドは弱い状況が続いているとしています。
一方、EVなどの「新エネルギー車」の販売は、去年の同じ月と比べて30.1%のプラスと堅調で、販売台数に占める新エネルギー車の割合は41.1%となりました。
また、6月のガソリン車も含めた全体の輸出台数は48万5000台と、去年の同じ月と比べて26.9%増え、拡大が続いています。
ただ、中国製EVの輸出をめぐっては、EU=ヨーロッパ連合が7月5日から暫定的に最大37.6%の関税の上乗せに踏み切ったほか、アメリカのバイデン政権も関税の大幅な引き上げを発表していて、今後、販売にどう影響するかが焦点となります。
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