市場関係者によると、日銀は12日午前、金融機関に為替相場の水準を照会する「レートチェック」を対ユーロで実施した。レートチェックは、政府・日銀による為替介入に向けた準備と位置付けられている。対ユーロも含めて、投機的な円売りを強くけん制するのが狙いとみられる。

関係者によると、金融機関への照会は午前8時すぎに行われたという。円は対ユーロでも売られており、11日には海外市場で1ユーロ=175円台半ばまで下落。1999年に単一通貨ユーロが導入されて以来の史上最安値を更新していた。

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