ビジネス街の店舗などの客足が戻った

ドトール・日レスホールディングスが12日発表した2024年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比18%増の23億円だった。主力の「ドトールコーヒーショップ」で駅前やビジネス街の店舗の客数が回復した。メニューの改定などで客単価も上昇した。

好業績を反映し、25年2月期の年間配当を従来予想から4円増やして1株46円(前期は40円)とする。

売上高は5%増の369億円だった。ドトールコーヒーショップなどの既存店売上高が7%伸びた。高付加価値のメニューや季節限定商品などが好調で、客単価は新型コロナウイルス禍前を超える水準まで回復した。キャッシュレス決済の顧客に条件付きでポイントを付与するキャンペーンで客数を伸ばした。

営業利益は38%増の29億円だった。光熱費や物流費、人件費などが高止まりしたものの、物流や購買の見直しを進めた。売上高営業利益率は8%と前年同期比で約2ポイント改善した。

25年2月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比4%増の1464億円、純利益は21%増の66億円を見込む。

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