19日の東京株式市場で日経平均株価は、前日より1011円35銭(2.66%)安の3万7068円35銭で取引を終えた。下げ幅は一時、1300円超まで広がった。米国のハイテク株安に加え、中東情勢の緊迫化を受けて投資家がリスク回避の売りに走った。
前日の米ニューヨーク株式市場では、半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)が半導体市場の見通しを下方修正したことを受け、ハイテク株を中心に株価が下落した。
19日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、日経平均株価は300円超下落して取引を開始。その後、イスラエルがイランを攻撃したと伝わったことで中東情勢が悪化するとの懸念が一気に高まった。投資家がリスクを避ける姿勢を強め、下げ幅が拡大。取引時間中には、2月9日以来、約2カ月ぶりに節目の3万7千円を割り込む場面もあった。(東谷晃平)
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