大手旅行会社のJTBは、アンケートや経済指標などをもとに大型連休中の旅行の見通しをまとめました。
それによりますと、4月25日から5月5日までに1泊以上、国内や海外の旅行に出かける人は、去年の同じ時期を1.8%上回る、延べ2332万人となる見通しです。
これは、コロナ禍前の2019年の9割を超える水準まで回復することになります。
内訳をみると、
▽国内旅行は、去年とほぼ同じ2280万人と見込まれ、行き先は、やや近場が多いものの、去年に比べると分散傾向にあるということです。
一方、
▽海外旅行は、52万人と去年より6割以上増える見通しで、円安による旅行費用の高騰を受けて近場の韓国や台湾、東南アジアに人気が集まっているということです。
1人当たりの旅行費用は、
▽国内旅行が3万6100円
▽海外旅行は26万9000円
と、いずれも去年より3%から4%程度、増える見通しです。
見通しをまとめた旅行会社は「アンケート調査では、趣味や旅行への出費を惜しまない傾向がうかがえるが、国内の物価高や為替相場の動向が、今後の旅行需要に与える影響が注目される」と話しています。
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