シャープがテレビ向け大型液晶パネルの生産停止を決めた堺工場で、500人規模の早期退職を募集していることが12日、分かった。工場を運営する完全子会社の堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)でパネルを製造している従業員が対象。募集人数はSDP従業員の半数超に当たり、残りの従業員も配置転換などを進める。

2024年3月期に2期連続の大幅赤字に陥ったシャープは、業績の足を引っ張っている液晶事業の縮小を決断した。堺工場は9月末までに操業を停止する。人員整理でコストを削減し、採算を改善させたい考え。

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