2030年度までの生産開始を目指す

JERAは19日、インドの再生エネルギー大手のリニュー(ハリヤナ州)とグリーンアンモニアを共同生産すると発表した。グリーンアンモニアは再生可能エネルギーを使ってつくり、製造時に二酸化炭素(CO2)を排出しない。2030年度までの生産開始を目指し、年間10万トン生産する計画だ。

リニューはインドで風力発電や太陽光発電を開発・運営している。JERAとリニューは今後開発する約50万キロワットの再生可能エネルギーを使ってグリーンアンモニアをつくる。グリーンアンモニアは日本の火力発電で燃料に混ぜて燃やすことを検討する。

JERAは50年時点で国内外の事業から排出されるCO2をゼロにする目標を掲げる。発電時にCO2を排出しない火力発電の実現を目指し、24年4月には碧南火力発電所(愛知県碧南市)でアンモニアを混ぜて動かす混焼の実証実験を始めた。

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