15日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が200ドル超値上がりし、史上最高値を約2カ月ぶりに更新した。早期の利下げ期待に加え、トランプ前大統領の暗殺未遂事件も株高につながった。

 ダウの終値は、前週末より210.82ドル(0.53%)高い4万0211.72ドル。ダウの上昇は4営業日連続。

 最近のインフレ(物価高)鈍化による早期の利下げ期待が株価を支えた。また、この日は13日のトランプ前大統領の暗殺未遂事件後、初めての取引日だった。事件を受け、米大統領選挙でトランプ氏が有利との見方があり、再選すれば減税などで企業業績に追い風になるとの思惑から株式が買われた。化石燃料の使用に前向きな政策が取られるとして、石油関連企業の値上がりも目立った。(ミルウォーキー=真海喬生)

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