九州電力は、鹿児島県薩摩川内市で29日のオープンに向けて整備を進めている複合施設「センノオト」本館について、建物のエネルギー消費を実質ゼロにするZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の認証を取得した。同社では初めてで、ZEB認証を受けた建物としては国内最大規模になるという。
センノオトには薩摩川内市内の営業所や原子力総合事務所が移転して入居するほか、地元の住民も利用できるカフェや学習室、キッズスペースなどを備える。川内文化ホールの跡地に、土地賃借料を含め約26億円を投じて九電が整備した。
認証は3月に取得した。本館は木造2階建てで、延べ床面積は2931平方メートル。建物の断熱性を高め、高効率機器を導入して省エネを進める一方で、太陽光発電設備も設置する。同社はZEB認証の取得により、脱炭素に取り組む姿勢をアピールしていく考えだ。
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