4品合計で2024年度に約10億円の売り上げをめざす

味の素は、韓国料理を簡単につくれる合わせ調味料「Cook Do KOREA!(クックドゥコリア)」を刷新する。販売中の「豆腐チゲ」「プルコギ」をリニューアルし、新たに「ヤンニョム炒め」「タッカルビ」を発売する。韓国関連の食品商材は市場規模が拡大を続けており、リニューアルで販売増につなげたい考え。

同社が消費者のデータを収集・解析した結果、「本格的な味わい」と「自分では作るのが難しそう」、「米がすすむこと」に価値を感じると分析。韓国製造の調味料などを配合し、手作りでは難しい本格的な味わいに仕上げた。

パッケージデザインもリニューアルし、本格的な韓国料理を手軽につくれることをアピールする。4品とも3〜4人前で、既存の中華合わせ調味料と同等の価格帯。2024年度の「Cook Do KOREA!」の売り上げは約10億円をめざす。

韓国発の音楽やコスメなどが若者のライフスタイルなどに浸透し、韓国への興味・関心が高まっている。調査会社インテージ(東京・千代田)によると、2023年度の韓国関連食品商材の市場規模は約290億円と18年度比で約1.5倍に拡大している。

日本ハムも23年に韓国料理を電子レンジ調理で楽しめる総菜ブランド「K-KiTCHEN(ケーキッチン)」を立ち上げている。

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