キーコーヒーグループの喫茶店・アマンド(東京・港)は17日、アマンド六本木店(同)を改装開業する。1964年の開店当時をイメージした外観や内装に変え、アフタヌーンティーやパフェなどの新商品を投入する。幅広い世代を取り込み、売り上げを改装前より2割増やす。
16日の発表会で内装や提供メニューを公開した。若者に気軽に利用してもらえるよう、1階をケーキや焼き菓子を販売する物販に刷新。2階の喫茶は屋外ビジョン広告を外し、店内から六本木交差点を眺められるようにした。
新商品として、「六本木アフタヌーンティー『甘人(アマンド)』」(イートインのみ、2500円)を出す。季節に合わせて、旬の食材を使用した軽食やスイーツを提供する。「六本木アフターパフェ」(テイクアウトのみ、800円)は六本木の華やかさをイメージし、果物やクリームを6層に重ねた。
六本木ではインバウンド(訪日外国人)などの観光客が増え、土産需要が高まっていることから物販も強化する。定番の「六本木リングシュー」(テイクアウト、600円)や焼き菓子を改良した。売り上げ構成は物販7割、喫茶3割を見込む。
勝俣勉社長は発表会で「新型コロナウイルス禍も何とか生き延びた。開店から60年を迎えたが、100年を目指していきたい」と述べた。
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