千葉県や君津市、JR東日本千葉支社などがJR久留里線のあり方を議論する「JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議」の第4回会合が16日、君津市で開催された。4回にわたって開催した検討会議の報告書を年内をめどに取りまとめる方針が示された。
報告書では、久留里線のあり方について一定の方向性を示す予定だ。バスやデマンドタクシーなど代替交通との組み合わせについても、客観的なメリットとデメリットを記す。検討会議は当該区間の存廃を判断するものでなく、今後はJRと君津市を中心に報告書に基づいて具体的な対応を検討する。
JRは2023年、久留里線の利用者低迷を受け、沿線交通のあり方を検討する会議の立ち上げを行政に申し入れた。21年度の1日1キロメートルあたりの平均輸送客数は 1987年のJR発足時から全線で約7割減少しており、特に久留里―上総亀山では 9割減の 55 人だった。
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