IT産業振興を目指し、福岡県の産学官で組織する団体の設立フォーラムが開かれた(17日、福岡市)

福岡県内の産学官が中心になり、IT(情報技術)産業の振興を目指す任意団体「福岡県未来ITイニシアティブ」を17日に設立した。スタートアップへの成長支援のほか、起業家やエンジニアの交流促進、若手人材の取り込み・育成などを一丸となって進め、県内IT企業発の革新的な製品・サービスの創出を目指す。

同イニシアティブには、850以上の企業・団体が参加する。理事長には日本発のプログラミング言語「Ruby(ルビー)」開発者のまつもとゆきひろ氏が就任し、同日の設立フォーラムで「福岡の未来のために尽力していきたい」と語った。

イニシアティブは、12年に設立した「福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議」を発展的に解消した組織。同振興会議ではルビーの普及やコンテンツ産業の拡大に焦点を当てていたが、今後は生成AI(人工知能)や量子といった革新的な新技術の積極的な導入を促して一段の成長を図る考えだ。

ルビー開発者のまつもとゆきひろ氏が新団体の理事長を務める(17日、福岡市)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。