記者会見したアクセルスペースの中村CEO㊨とシナノケンシの金子行宏社長(17日、東京都中央区)

人工衛星開発のアクセルスペース(東京・中央)は17日、宇宙で製品の実証を支援するサービス「AL Lab」を始めたと発表した。宇宙関連の機器や部品を人工衛星に搭載し、動作状況などを確認する。宇宙空間で実証して製品の信頼性を高めたい企業の需要を開拓する。

同社は小型人工衛星の開発・運用を手掛ける。まず2026年に精密小型モーターの開発のシナノケンシ(長野県上田市)が手掛ける人工衛星の制御装置を搭載して実証する。動作結果などのデータを提供する。

打ち上げは年4回程度を想定している。アクセルスペースの中村友哉最高経営責任者(CEO)は発表会で「実際の使用環境と同じ環境で動くことを証明することは大事だ」とし、需要があると強調した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。