東京電力の8月使用分(9月請求分)の電気料金が、標準家庭で前月比1061円安い7812円に値下がりする見通しであることが18日、分かった。エアコンの使用が増える夏場に家庭などの負担を軽減するため、政府が補助金支給を再開することが影響する。関西、中部など他の大手電力9社や、都市ガス各社の料金も大幅に低下する見込みだ。

政府は、ロシアのウクライナ侵攻後に始めた電気・ガス料金の補助を、今年5月の使用分でいったん打ち切った。しかし、物価高騰が続いていることを踏まえ、「酷暑の夏を乗り切る即効性の高い対策」(斎藤健経済産業相)として、8~10月に再開することを決定。家庭用は8、9月に1キロワット時当たり4円を補助し、10月は2.5円に減額する。

東京電力ホールディングス本社=東京都千代田区

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