ヤマハ販売子会社のヤマハミュージックジャパン(東京・港)は9月、アコースティックギター「TRAVELER(トラベラー)」を発売する。コンパクトなサイズと高い演奏性を両立し、さまざまな場所に持ち込んで演奏できる仕様にした。価格は4万2900円で、初年度販売目標は国内1000台。
ヤマハ傘下のギターメーカー、Cordoba Music Group(コルドバ社、米カリフォルニア州)が手掛ける世界的人気ブランド「Guild(ギルド)」で発売する。裏板を湾曲させることで低音部が豊かに響く設計「アーチド・バック・デザイン」など、ギルドギターらしさを備えつつ、ギターの全長は871ミリメートルと従来製品より2割程度コンパクトなつくりにした。
ヤマハは「世界No.1ギターブランド」を標榜し、ギター事業を成長の柱と位置づける。23年2月にコルドバ社を傘下に収めた。24年3月に、同社製品の国内販売、修理・サポート業務を開始。同月末には、ギルドのエレキギターなど複数モデルを発売した。従来のヤマハギターとは趣の異なる特徴や魅力を備えたラインアップを拡充し、幅広いニーズに応える。
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