積水ハウスは19日、米国の住宅会社M.D.C.ホールディングスの買収を完了したと発表した。買収金額は約49億ドル(約7500億円)。MDC社はニューヨーク証券取引所(NYSE)を上場廃止となる。MDC社は住宅ローン金利の上昇の影響を受け、2023年12月期の純利益が4億100万ドルと2期連続でマイナスだった。買収後の成長戦略が求められる。
積水ハウスはMDC社の買収によって、米16州に戸建て住宅事業を展開する企業グループになる。今後は積水ハウスが日本で培ってきた木造技術の導入も進めたい考えだ。仲井嘉浩社長は「日米の技術の融合、そして何よりも良質な住宅供給に対する情熱を掛け合わせ、我々は米国で唯一無二の存在になる事ができる」とコメントした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。