梅雨が明け、寝苦しい夜が増えてきました。良い仕事のためには十分な睡眠が欠かせませんが、日本人の平均睡眠時間は主要国で最も短く「不眠大国」ともいわれます。不眠による日本の経済損失は18兆円規模にのぼるそうです。企業は従業員の不眠解消を掲げ、眠りの質を高める睡眠テックも広がります。参考になる記事を選びました。

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睡眠テック広がる

日本人の平均睡眠時間は短いことで知られます。経済協力開発機構(OECD)の加盟国中33カ国の平均より約1時間短く、最下位でした。日本の経済損失は2025年に18兆円規模になるとみられます。

NTT東日本は様々な企業と組み、先端技術で睡眠の質を高める「スリープテック」でイノベーションを起こそうとしています。東京・高円寺の銭湯では23年秋、リラックス度を脳波で測りながら寝落ちを誘うイベントが開かれ、多くの人が参加しました。

  • ・NTT東日本、睡眠テック140社連合 不眠大国日本に挑む
  • ・睡眠改善に積極投資 大谷翔平効果、マットレス17万円も
  • ・スリープテック続々 「疲労軽減ウエア」データ蓄積
  • ・不眠日本に商機 パナソニックなどスリープテック続々 

短時間眠る「パワーナップ」

仕事中に眠気が襲ってくることは珍しくないと思います。短い時間昼寝をすることで仕事の効率を上げる「パワーナップ」も広がっています。三菱地所などの企業も健康経営の一環として取り入れ、仮眠室を設置するなどしています。

人間の眠気は12時間周期で変化し、午前2時と午後2時に一番眠気が強くなるそうです。昼食後に昼寝をすれば、午後の眠気防止や体力回復につながりそうです。横にならないことがポイントで、15分前後、長くても30分までがいいそうです。

  • ・集中力や成績アップ 20分の昼寝「パワーナップ」の効果
  • ・銚子丸、インターバル制で離職率低下 寝不足は経営責任
  • ・昼寝15分でリフレッシュ 長くても30分、午後の眠気防止
  • ・世界も注目「立ち寝」ボックスを職場に 休眠特許生かす

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