米投資会社トゥルー・ウインド・キャピタルは22日、通信機器などを手掛けるサン電子へのTOB(株式公開買い付け)の買い付け価格を、1株4400円から4750円に引き上げると発表した。6月10日から7月22日までとしていた買い付け期間は8月5日まで延長する。買い付け予定数の下限も発行済み株式の14%とし、従来の16%から引き下げる。

7月22日付で関東財務局に提出した訂正届出書で明らかになった。トゥルー・ウインドは今回の修正について「サン電子の株主の応募状況や今後の見通しを考慮して慎重に検討した」と説明。改めて株主への応募を促す。サン電子株の22日終値は4785円だった。

トゥルー・ウインドは6月、サン電子に事前の同意を得ずにTOBを開始。その後、サン電子はTOBに応募するかは株主の判断に任せるとして中立の立場をとっている。

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