これは足立区に本店を置く「足立成和信用金庫」と隣接する葛飾区に本店を置く「東栄信用金庫」が23日発表したものです。

2つの信用金庫はことし3月に合併を発表したあと来年10月をめどとする合併の実施に向けて新たな信用金庫の名前を職員から募り、寄せられた253件の中から「したまち信用金庫」に決めたということです。

名前の由来は、新たな信用金庫が▽慕われる▽頼りになる▽真心を込める▽地域の未来づくりを応援する、などといったコンセプトの頭文字をひらがなで1文字ずつとったということです。

信用金庫をはじめとした地域金融機関は、長引く低金利による貸し出し収益の伸び悩みや大手銀行への預金の流出に加え、将来の人口減少を見据えた対応が課題となっていて、合併によって経営基盤を強化し、店舗機能の見直しや事業者支援の強化に取り組むねらいです。

人口が集中し企業活動が活発な東京都内でも信用金庫の合併は2006年以来19年ぶりとなり、生き残りをかけた再編の動きが出てきたことで、全国で250を超える信用金庫の動向が注目されます。

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