インクの数を従来の10色から12色に増やした

セイコーエプソン子会社のエプソン販売は23日、発色できる色合いを増やした業務用インクジェットプリンターを29日に発売すると発表した。インクの数を従来の10色から12色に増やし、より鮮明な印刷ができる。ポスターや店頭販促(POP)などの印刷で使用することを想定し、商業施設や化粧品会社などに売り込む。

業務用インクジェットプリンターはのぼり旗や垂れ幕、アニメグッズの製作などで需要が拡大している。エプソン販売はオレンジなどの色を新たに搭載した機種を打ち出し、従来再現の難しかった写真作品も元データに近い形で表現できるようにした。高品質な印刷を求める法人の需要を取り込む。標準価格は171万7000円(税別)。

ユニホームなど布地に印刷できる昇華転写プリンターの新製品2機種も秋ごろに発売する。インクの塗布部分の面積を広げて印刷の速度を従来の約1.3倍に高めた。

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