一宮市にある「炭火焼肉なかの牧場」はステーキを日曜日限定のモーニングで提供している

愛知県の一宮商工会議所が運営する一宮モーニング協議会は23日、焼肉店など2店舗が参加したと明らかにした。愛知県一宮市では古くからモーニング文化が浸透しており、焼肉店でもモーニングとしてステーキ定食などを提供する。モーニングを紹介する街案内の冊子などに掲載し、常連客以外にも周知する。

一宮のモーニング事業には喫茶店など約100事業者が参加している。8月、街案内に新たに焼肉店と肉料理専門店を追加する。焼肉店「炭火焼肉なかの牧場」は、200グラムのステーキにコーヒーやサラダなどが付いた日曜日限定のモーニングセットを990円で提供する。

一宮モーニング協議会の活動について話す同協議会の栃倉勲会長㊥(23日、愛知県一宮市)

一宮モーニング事業への加盟には、一宮市内の飲食店であることや、卵料理の提供、できるだけ一宮産の食材を使うという条件がある。2009年に協議会が発足してから、15年にはインド料理店も加盟したという。異業態の参入でモーニング文化の裾野を広げる。

一宮モーニング協議会の栃倉勲会長は「一宮モーニングを盛り上げるために異業態も積極的にモーニングを取り入れてほしい」と話した。

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