日本マクドナルドは23日、19日午前から発生していたシステム障害に解消のめどが立ち、ほぼ全店で営業を再開したと明らかにした。一時全国約3000店舗のうち、約3割の店舗でレジに不具合が起き、営業停止していた。原因は日本マクドナルドのシステム不具合で、19日に発生した世界的なIT(情報技術)障害とは無関係としている。
23日正午までにほぼ全店で営業を再開した。休止中の店舗も準備が整い次第再開する。スマートフォンでの注文システムやレジでのキャッシュレス決済など一部機能が使えない不具合についても、解消の見通しがたったという。
19日午後5時時点で障害が起こった店舗の半数で営業を再開していたが、22日夜時点でも一部店舗は再開できていなかった。営業している店でもスマホで注文や決済ができる「モバイルオーダー」や店に設置した端末での「セルフオーダー」が使えないといった不具合が一部で続いていた。
原因は「当社システムの不具合によるもの」(日本マクドナルド)としており、19日の世界的なIT障害とは無関係という。不具合の原因の特定に時間がかかり、影響が長引いた。
日本マクドナルドは3月にもシステム障害で一時、全国の店舗で営業を休止した。グローバルで契約する外部のシステム会社が設定を変更した際に不具合が発生したことが原因で、英国やオーストラリアなどの店舗でも障害が起きた。
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