パナソニックは23日、髪のうねりやボリュームなどの悩みに応じた4つの機能を選ぶことができるドライヤーを9月1日に発売すると発表した。髪にうるおいを与える独自技術「高浸透ナノイー」やマイナスイオンなどの発生量を機能ごとに調整し、乾かした後の仕上がりを変える。想定価格は8万5000円前後を見込む。
電極の形状や放電の方式を変えることで、従来品と比べて高浸透ナノイーの水分発生量を最大10倍に高めた。4つの機能を選べる最上位機種のほかに、機能を3つに絞った機種も展開する。月産台数は全体で8000台を見込む。
現在パナソニックが販売しているドライヤーの最上位機種の想定価格は3万9000円前後。従来品の2倍強に新製品の価格を引き上げたことについて、パナソニック傘下で家電事業を手掛けるくらしアプライアンス社の南波嘉行常務は「美容院に行った後のような髪を、毎日のお手入れで実現できる。髪に対する意識の高い方には受け入れてもらえる」としている。
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