土用の丑(うし)の日の24日、東京都内のうなぎ料理店では店員が朝から準備に追われた。猛暑が連日続く中、夏バテ防止に効くとされるうなぎを食べて乗り切ろうと多くの客でにぎわった。
東京都豊島区の「鰻家」では、この道70余年の遠藤勲さん(88)らがうなぎを手際よく焼き上げていた。持ち帰り専用の売り場も設け、普段の2倍となる13人のスタッフで対応。炎天下の中、店頭には開店前から列ができた。
来店した会社員の男性(62)は「きょうはとても暑い。体力を付けるにはやっぱりうなぎだ」と話した。
この店では丑の日の売り上げは普段の3~4倍に上るといい、書き入れ時だ。今年の夏は8月5日も土用の丑の日に当たる。女将の遠藤早苗さん(81)は「この時期は毎年忙しい」とうれしい悲鳴を上げていた。
「土用の丑(うし)の日」を迎え、うなぎを焼く遠藤勲さん=24日午前、東京都豊島区の「鰻家」
「土用の丑(うし)の日」を迎え、盛り付けられるうなぎ=24日午前、東京都豊島区の「鰻家」
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