松江城周辺の塩見縄手地区は武家屋敷など城下町のたたずまいを残す(松江市)

松江市は24日に開いた景観審議会で、松江城の旧城下町エリアなどで中高層建築を新増築などする場合に、事業者に事前協議を義務付ける制度の導入を了承した。市は9月議会に景観条例の改正案を提出し、2025年1月に施行する予定だ。計画変更が可能な段階から市が確認できるようにし、松江らしい景観づくりにつなげる。

事前協議は、事業者が景観法に基づく届け出を出す120日前までに開始する。現在は届け出をすれば30日後には工事に着手でき、計画変更を求めることが難しかった。高さが13メートルか4階建てを超える場合、または建築面積が1000平方メートルを超える建築物の新築、増築、改築などが対象となる。

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