新潟市は24日、都心エリアの活性化策「にいがた2km」の一環として、ドローンなど先端技術を活用して同エリアなどを流れる信濃川上空を有効活用するための説明会を開いた。市が実施している取り組みを新潟県内の事業者に説明したほか、NTTコミュニケーションズが市内で新たに取り組む事業について紹介した。
開催した「にいがた2km ビジネス説明会」でNTTコミュニケーションズは、風速・風向を測定するドップラーライダーをNTTドコモ新潟ビル(新潟市)の鉄塔上に設置し、8月から観測を始めることを明らかにした。観測データは事業者に提供することを検討する。NTTコミュニケーションズがドップラーライダーを設置するのは2カ所目で、地方都市は初めてだという。
設置するドップラーライダーの観測距離は、最大半径10〜15キロメートル。ドローンを使ったイベント開催時などでの活用が見込まれる。NTTコミュニケーションズの担当者は「にいがた2kmエリアだけでなく、新潟市内をはじめ幅広い範囲を計測できる。ビジネス創出に向けたパートナーを募集したい」と説明した。
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