日本チェーンストア協会(東京・港)が24日発表した6月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比4.7%増となり、16カ月連続で前年同月を上回った。食品や農産物などの値上がりが全体を押し上げた。前年よりも土日が1日ずつ多かったことも影響した。全店ベースの総売上高は1兆348億円だった。
売り上げの7割を占める食料品は既存店ベースで前年同月比5.2%増加した。牛肉や卵といった畜産品の店頭価格の上昇が影響した。節約志向を受けて割安な豚肉や鶏肉のほか、冷凍魚や漬け魚の販売が堅調だった。
衣料品は2.2%減少した。気温の上昇とともに紫外線(UV)対策に効果がある季節商品の販売は伸びたが、ジャケットなどが伸び悩んだ。住関連品は5.8%増えた。UVケアや制汗剤などの日用品の販売が好調だった。
日本チェーンストア協会は今後の見通しについて「パリ五輪が始まるため、お酒などの飲料やおつまみの売り上げが伸びることを期待している」と述べた。
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