静岡県裾野市は不用品のリユースを進めるため、中古品ネット販売のマーケットエンタープライズと連携協定を結んだ。同社のサイト「おいくら」を市民に使ってもらい、複数の事業者への買い取り査定依頼から比較検討、売却へとつなげる。再利用を促すことで廃棄物を減らし、循環型社会の形成をめざす。
裾野市で年2回ある粗大ゴミ収集では、重量のある大型家具なども市民が指定の回収場所へ運び出す必要があった。一方おいくらでは、事業者が自宅まで引き取りに来るため市民の負担が減る。市では回収していない冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの家電も引き取り対象となる。買い取りの代金は直接市民に支払われる。
市が独自に運用していた仲介サービス「不用品活用バンク」は認知度が低かった。譲渡成立までに時間がかかり、3カ月で登録も解除されるため利用が伸び悩んでいた。
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