G7の財務相・中央銀行総裁会議は、ブラジルのリオデジャネイロで開催されるG20=主要20か国の会議に先立って、日本時間の25日朝におよそ3時間にわたって行われ、日本から鈴木財務大臣が出席しました。
会議では先月イタリアで開かれたG7サミットの合意に基づくロシアの凍結資産を活用したウクライナへの支援策について意見を交わしました。
この中では、およそ500億ドル、日本円で7兆6000億円規模の融資の枠組みを年内に策定するため、具体的な議論を急ぐ方針を確認しました。
会議のあと鈴木財務大臣は記者団に対し「日本として、今後もG7が結束してウクライナ支援を継続することの重要性を強調した。ロシアの凍結資産を活用した支援策を実現するため、今後、制度設計のさまざまな論点について、詳細を詰めていきたい」と述べました。
現地では、日本時間の25日夜、G20の会議が開幕し、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に加え、欧米の金融政策や政治情勢が世界経済に及ぼす影響や巨大IT企業などへの国際的な課税のあり方といったテーマについて意見を交わす見通しです。
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