J・フロントリテイリンググループの大丸松坂屋百貨店は25日、全国15店で2025年1月2日を休業すると発表した。同日を休業日にするのは2000年以来25年ぶり。元日に加えて休日を2日間に増やす。高島屋や松屋も1月2日を休業とし、人材確保に向けて従業員の就業環境を見直す動きが広がっている。
福袋の販売など、かき入れ時となる初売りは1月3日に遅らせる。大丸松坂屋は「1月2日を休業にする売り上げへの影響は軽微ではないが、従業員の働きやすさを優先し年間を通じて収益を確保する」と説明する。
大丸松坂屋は従業員の働き方を改善してきた。23年度には正社員など従業員の年間所定休日を原則125日と従来の113日から12日増やした。22年3月から各店舗で営業時間を30分から1時間程度、短縮もしている。
高島屋も4月、百貨店など商業施設16店で来年1月2日を23年ぶりに休業すると発表した。
松屋も銀座店で24年1月2日を休業日にした。24年は主要百貨店で元日に営業したのはそごう・西武だった。1月2日には三越伊勢丹や阪急阪神百貨店などで初売りした。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
