アサヒは、老舗料亭「なだ万」の運営会社をオノデラグループに売却する

アサヒグループホールディングスの中間持ち株会社アサヒグループジャパンは26日、老舗料亭「なだ万」の運営会社をONODERA(オノデラ)グループ(東京・千代田)に売却すると発表した。なだ万の全株式をオノデラグループに売却する。7月に株式譲渡契約を結んでおり、9月1日に売却が完了する見込み。

国内で25店、海外で4店を展開するなだ万の飲食店のほか、国内45店の総菜店など計74店が対象になる。なだ万の従業員は2023年12月末時点で正社員670人を含む1320人。アサヒは「24年12月期の連結業績に与える影響は軽微と見込んでいる」としている。アサヒは外食事業から完全に撤退する。

なだ万は1830年創業で、アサヒビールが2014年に買収した。アサヒは23年1月ごろから外食事業からの撤退を検討し、なだ万については1年以上かけて売却先を探していた。今後はビールを中心とした酒類や飲料に経営資源を集中させる。

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